うろんのチラシの裏

なんか、カク。

ピカチュウの叫び

 

この記事はTCU-CTRL場外乱闘 Advent Calendar 2018 - Adventarの15日目の記事です

前回は@henceeeさんです

henceee.hatenablog.com

早く坂の上の雲を読まないとな……

 

はじめに

皆さんは”ムンクの叫び“と聞いて何を思い浮かべるだろうか?

 

 ある人は夕暮れに叫ぶ人を思い浮かべ、またある人はフィヨルドの恋人を思い出したり、日本に帰りたいと思い浮かべるだろう。*1

 

多くの人々はムンクがどんな画家か分からないがムンクの叫びは知っていると僕は思う。

なぜこのムンクについて書こうと思ったのかは以下の通りだ。

 

ピカチュウの広告

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かわいい

 

東横線横浜駅にこんなものがある。 あった。*2

黒板より一回り大きいパネルに貼られた東京都美術館ムンク展とポケモンカードのコラボ広告だ

このとてもかわいいピカチュウだがすこしムンクの叫びについて知っていた僕にとって少し不満があった。

この少しの不満がある男を調べるための引き金になった。 
 

ムンク 

 
そもそもムンクとは誰だろうか?  
 
 ルネサンス以降の伝統的な壁画を描くことが画家たちは、チューブ絵の具の発明によりアトリエから解放され自分の描きたいモチーフを描くことが可能になり、それが印象派生むことになった。その後の画家たちは目に見えるもの以外のものを描こうとする、表現主義という動向が生まれた。
  
 その表現主義の画家の一人がこのエドヴァルド・ムンク(1863-1944)である。ムンクの最大の特徴は生と死や不安などの人に内在するモノを絵画にすることだ。これらは幼い頃に母と姉を亡くしたことを起因としている。  
 

叫び

 

 そのムンクの代表作であるのが“叫び”である。
大抵の人は男が叫んでいると思っているのではないだろうか? 
 
 しかし、それは間違いである。 
 
 この絵は実際にムンクが体験したことをモチーフにしている。ムンクは夕暮れのフィヨルドにて自然を貫く大きな叫びを感じ、それを絵画の中に落とし込めたのである。
 つまり、自然からの叫びから逃れるために男は耳を塞いでいるのである。
 
 決して男は叫んでいないのだ。 

 このことから上の写真に戻るとこのピカチュウ耳を塞いでいないのである。これが僕の不満の正体である。この少し不安を解消するために僕はムンクが経験したことを引用してピカチュウを描いた。

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なにこれ

さいごに  

 ここまで少しの不満を解消するため拙い文章力で書き上げた。ちなみにに上野ある東京都美術館の「ムンク展」は1月20日まで開催している。因みに明日までに行けば例の広告のピカチュウポケモンカードが貰える。
 
 明日は@mikamg0913さんの記事です。よろしくお願いします。

*1:この2つは水曜どうでしょうの「ヨーロッパ・リベンジ」内の出来事である。(ちなみに今回来日したのは、ムンク美術館に寄贈された“叫び”なのでどうでしょう班が見た”叫び“と同じである)

*2:この写真を撮った日中に別の広告になってしまった。残念。